患者さんの安心・安全を第一に考え,向上心をもち,薬剤師の専門知識を活かした薬物治療を提供します。
・薬学的知識を活かし,患者さんが安心して薬を使用して頂けるよう努めます。
・薬剤師の専門性を活かして,チーム医療に貢献します。
・医療の担い手として,より専門性の高い薬剤師を養成します。
・医薬品の適正使用・管理を通じて病院経営に貢献します。
・地域の薬剤師や医療スタッフと連携して,継続的な薬物治療を支援します。
薬剤部では,患者さんに安心・安全な薬物治療を提供できるよう薬剤部一丸となって業務に取り組んでいます。薬剤師16名中11名の薬剤師が病棟に常駐し,患者さんが行っている薬物治療の効果判定や副作用発現の有無などの確認を行っています。さらに,医師,看護師,コメディカルスタッフと連携してチーム医療の中で薬剤師の専門性が発揮できるよう努めています。教育面でも薬学実習生を3期にわたって受け入れ,未来の薬剤師の育成を行っています。一方で在職中の薬剤師のスキルを向上させるために,学会,研修会や勉強会への参加を積極的に行っています。
2017年から周辺薬局との連携会議を立ち上げ,「病院薬剤師と薬局薬剤師が協働し,患者さんにとって継続した薬物治療を提供すること」を目的として活動しています。
外来や入院患者さんに提供する薬を調剤する部門です。医師が患者さんを診察し,薬による治療が必要と判断したときに処方せんを発行します。処方せんを機械(システム)と薬剤師がチェックをした後,調剤し患者さんに薬をお渡しします。機械の導入は「薬の飲み合わせの確認」,「調剤ミスの防止」,「患者さんの待ち時間の短縮」に大きく役立っています。おくすり手帳や処方内容を記載したシールを希望される外来患者さんには,薬剤部の窓口でお渡ししています。また,吸入薬の指導や薬の相談も随時窓口にて行っています。
・院外処方せん発行率:83.6%(2023年度)
外来や入院患者さんに使用する注射薬の調剤と,薬の情報を管理・伝達する部門です。医薬品の購入,品質・在庫管理などを行い,医薬品の適正供給に努めています。注射薬は患者さんごとに個別セットして病棟へ払い出します。また,外来や病棟の配置薬を定期的にチェックしています。医薬品情報室では医薬品の適正使用を行うために,最新の医薬品情報を収集し,整理・保管・提供しています。医薬品情報は,「薬剤部情報」や「医薬品集」の発行などにより,院内スタッフへの情報提供・伝達を行っています。さらに患者さん向けにも「薬剤部通信」を発行し,薬を使用するときに知っておいていただきたいことを中心にお知らせしています。また,薬の採用に関する準備や,薬品マスタ管理も行っています。
全ての病棟に担当薬剤師を1~2名配置しています。患者さんや家族の方はもちろんのこと,他の医療従事者とコミュニケーションを取り,患者さんの背景,服薬状況の把握,薬物治療の効果判定を行い,処方提案や服薬指導を行っています。また,投与前における薬の相互作用の有無や用法・用量の確認,投与後の有効性・安全性の確認も行っています。また,病棟にある配置薬の管理も行っています。PBPM(プロトコールに基づく薬物治療の管理)に基づき,薬物血中濃度測定の依頼を薬剤師が行います。得られた値からTDM解析を行い,その結果を医師に報告し,その後の治療について協議します。さらに,投与後の効果や副作用の確認を行い,安全で効果的な薬物治療の実施に貢献しています。
・薬剤管理指導件数:768件/月(2023年度)
製剤業務は,注射薬の混合と院内製剤の調製を行っています。注射薬の混合は,食事が十分に摂取できない患者さんのためにクリーンベンチ内で高カロリー輸液の調製をしています。また,治療で必要とされているが市販されていない薬(院内製剤)の調製を行っています。
がん化学療法を安全かつ効果的に実施するために,関係する薬剤(吐き気止め等含む)の投与を時系列的に網羅したレジメン(治療計画書)の登録・管理を行っています。患者さんごとの薬歴を作成し,適正な投与量,投与間隔,投与時間などを薬剤師がチェックし,安心安全な治療ができるように取り組んでいます。
また,医師の治療方針に基づき,治療内容や副作用説明を患者さんとのコミュニケーションを深めながら,個々に合った支持療法(吐き気止め等)を提案しています。
他職種とともに、薬剤師もチーム医療へ参加しています。
・栄養サポートチーム(NST)
・褥瘡対策チーム
・感染制御チーム(ICT)
・抗菌薬適正使用支援チーム(AST)
・糖尿病チーム
・骨粗鬆症リエゾンチーム
日本赤十字社は,災害に備えて赤十字病院の社員で編成された救護班を全国に配置しています。当院の救護班には薬剤師も含まれています。救護員の一員として活動できるように毎年行われる災害救護研修に参加し,災害についての知識や技術を習得します。院内で定期的に行われる研修にも参加し災害救護活動に貢献しています。
過去の活動事例
2000年 三宅島噴火
2011年 東日本大震災
2016年 熊本地震
2024年 能登半島地震(3名)
○骨粗鬆症指導について
・BP製剤指導フローチャート.pdf
・BP製剤指導報告書(2回目以降).pdf
〇服薬情報提供書(トレーシングレポート)について
・トレーシングレポートフロー
・トレーシングレポート
〇疑義照会簡素化のプロトコルについて
・院外処方箋における疑義照会簡素化のプロトコル
・合意書(保険薬局用・病院用)
・疑義照会の簡素化フロー
・修正報告書
〇疑義照会後の報告書について
・報告書
〇吸入指導について
・吸入指導フロー
・吸入指導報告書
<確認リスト>
エアー
エリプタ
タービュヘイラー
ディスカス
ブリーズヘラー
レスピマット
スペーサー
〇研修会について
・第13回 小川地区薬薬連携勉強会について
〇調剤過誤報告書様式
〇術前外来について
持参薬の内容,術前中止薬,アレルギーの有無等の確認を行っています。
〇レジメン集 (2022年11月更新)
【乳腺内分泌科】
・AC
・EC
・PER+HER+ドセタキセル
・PER+HER+パクリタキセル
・ドセタキセル
・パクリタキセル週1回投与(乳がん)
【がん薬物療法科】
・FOLFIRI
・FOLFIRI+BV
・FOLFIRI+C-mab
・FOLFIRI+P-mab
・FOLFIRI+RAM
・FOLFIRINOX
・FOLFOXIRI+BV
・GEM+nab-PTX
・mFOLFOX6
・mFOLFOX6+BV
・mFOLFOX6+C-mab
・SB
【血液内科】
・R-CHOP
【泌尿器科】
・DP
※上記以外のレジメンは現在作成中です。
※レジメンや患者さんの状況に関してご相談、情報提供等ございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
電話番号 0493-72-2333 薬剤部
当院に来院されるときの注意事項
入館記録票
訪問許可制導入について
2024年7月 更新