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RI検査(1階19番)

RI検査

RI検査について

RI検査は、ごく微量の放射性医薬品を体内に投与して、特定の臓器や組織に集積した状態をガンマカメラで測定し、その分布を画像にする検査です。特定の臓器や病変のある部位を見つけるため、目的とする検査ごとに放射性医薬品が用意されています。投与された少量の放射性医薬品は外部から見えない病気の場所や臓器の状態を放射線という信号を出して知らせてくれます。この信号をガンマカメラで受けて画像にします。放射性医薬品の有効期限は極めて短いため、その日のうちに使わなければなりません。静脈に注射したり、カプセルを飲んでいただいたりします。目的の臓器に放射性医薬品が集まるまで1~4時間程度待っていただいたり、2~3日後にもう一度来院していただいたりする場合もあります。ほとんどの検査では、注射をしてから検査が始まるまでの間は自由で、飲んだり食べたりする事も出来ます。

使用機器

 RIガンマカメラ装置
  GEヘルスケア・ジャパン社製 NM830 ES

代表的な検査を紹介します

<骨シンチ>

全身の骨の様子を写真に撮って、癌の骨転移、外傷等による微小骨折など、X線検査ではわかりにくい様々な骨の状態を詳しく調べることができる検査です。放射性医薬品を注射してから、撮影までの待ち時間は約2時間です。検査時間は約30~60分ほどかかります。検査直前にトイレに行き膀胱を空にしていただきます。

     骨シンチグラフィ画像
     骨シンチグラフィ画像
<脳血流シンチ>

脳は、血流により運ばれたブドウ糖や酸素を使って活動しており、正常に機能するためには充分な血流が必要です。多くの脳の病気は、血流の異常を伴っています。脳血流シンチグラフィは、脳血流のわずかな変化を見つけるための検査です。脳梗塞、てんかん、認知症などの病気の診断に非常に有効です。検査時間は約40~60分ほどかかります。

脳血流シンチグラフィ画像
<ガリウムシンチ>

ガリウムは腫瘍や炎症に集まる性質があり、その程度や状態を写真に撮って視覚的に判断、評価する検査です。ガリウムシンチグラフィは放射性医薬品を注射してから、48時間後に撮影を行います。すなわち、注射から2日後にもう一度来院していただき、撮影を行います。検査時間は約30~60分ほどかかります。注射されたガリウムは、主に腸管から排泄されるため、腸管に残っているとお腹の病気と重なり見えにくくなることがあります。そのため検査前日に下剤を飲んでいただくことがあります。

ガリウムシンチグラフィ画像
ガリウムシンチグラフィ画像

所要時間・検査の流れ

検査部位によって異なります。
詳しくは、検査案内用紙をご覧ください。
検査当日は、RI検査室19番に検査案内用紙をお出しいただき、受付をお願いします。

検査当日の持ち物

・検査案内用紙または検査予約用紙

*骨シンチ・ダットスキャン・心筋シンチの方は下記の書類もお持ちください
・同意書

検査前の注意点

放射性医薬品は検査当日のみの有効期限の薬剤となっております。
都合により検査が受けられない場合は、検査2日前の診療時間内までにキャンセルのご連絡をお願いいたします。
(検査が月曜日の場合、金曜日の診療時間内までにキャンセルのご連絡をお願いいたします)

※キャンセルのご連絡がいただけない場合、有料となります

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