MRI:Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)は、強い磁石と電波の力によって、体内の情報を画像化する検査です。一般撮影やCT検査とは異なり、X線を使用しない検査のため、被ばくはありません。撮影中に工事現場のような大きな音を伴うので、ヘッドフォン・耳栓を着用して検査を行います。検査部位は主に脳や脊椎、四肢、腹部、子宮・卵巣・前立腺などがあります。一般撮影やCT検査ではわかりにくい部位の検査等にも用いられます。
・MRI装置
PHILIPS社製 Ingenia CX 1.5T(1階 18番:第1MRI室)
・インジェクター装置
根本杏林堂社製 ソニックショット7
・ワークステーション
PHILIPS社製 ISP
富士フイルムメディカル社製 SYNAPSE VINCENT
検査部位によって異なりますが、約20〜40分程度です。
・第1MRI検査室(18番)は1F救急外来下にお越しください。
・担当スタッフに下記の【検査当日の持ち物】を提出してください。
・受付終了後、検査室前の椅子にかけてお待ちください。
貴重品等のお荷物はロッカーに入れていただきます。
✳︎MRI検査室内は強力な磁場が発生しております。そのためスマートフォンや金属類などはお持ち込みできません。また服に金属類がついている場合は検査着に着替えていただきます。その他持ち込めないもの、外していただくものは下記の【検査前の注意点】をご覧ください。
装置の寝台に寝ていただき検査をします。その際、検査部位によって体勢が異なります。検査部位にコイルと呼ばれる機械をつけます。
非常に大きな音を伴う検査のためヘッドフォン・耳栓をします。
検査時にブザーをお渡しするため、検査中何かあった時は遠慮せずブザーを握ってください。
動きに弱い検査のため、検査中はお体を動かさないようにお願いします。
目的とする病気・疾患により撮影時間は異なります。検査前におおよその時間はお伝えしますが、撮影時間が延長することがありますのでご理解ください。
検査途中で、看護師より造影剤を注入するための注射をさせていただきます。造影剤注入後、体調に変化ありましたら、ブザーを握ってください。
検査室を出たところで、ロッカーの鍵などを渡しますので、着替え、荷物をまとめていただきます。その後は各診療科の案内にしたがってください。
※救急の患者さんの撮影や検査延長などにより予約時間に検査が始められない場合がありますが、ご了承ください。
・検査案内用紙または検査予約用紙
・MRI検査問診票
・体内金属同意書(人工関節・ステント等の体内金属が入っている方)
✳︎造影検査の方は下記の書類もお持ちください
・造影剤同意書
・造影剤問診票
下記に含まれる方は検査を行えない場合がございます
・心臓ペースメーカー
・人工内耳・体内自動除細動器などの精密機械
・脳動脈クリップ
・水頭症治療の圧可変式シャントバルブ
・ステント・コイル・フィルター(冠動脈・胆管系・腹部静脈など)
・刺青(タトゥー)
・上記以外の体内金属
下記のものは検査室に持ち込みできません
・かつら・ウィッグ等
・カラーコンタクトレンズ
・アイメーク・ネイルアート
・貼り薬(湿布、カイロ、エレキバン等)
・金属がついている衣類、下着
・入れ歯(磁石式は歯科医に相談)
・貴金属(ネックレス、ピアス、指輪等)
・電子機器(スマートフォン・時計等)
・補聴器
・バルーン(尿管の留め具が磁石)
・磁気カード(クレジットカード、キャッシュカード等)
✳︎その他何かありましたらスタッフにお申し付けください。