総合トップ部門紹介放射線科部マンモグラフィ検査:乳房X線撮影(16番)

マンモグラフィ検査:乳房X線撮影(16番)

マンモグラフィ

マンモグラフィ検査とは

乳房を圧迫し、薄く伸ばした状態で行うX線撮影です。
小さなしこりや、微細な石灰化を明瞭に写し出すことができます。また、当院ではトモシンセシス機能(3Dマンモグラフィ)を有した装置を使用しています。この機能により、通常のマンモグラフィでは乳房組織の重なりのために隠れてしまっていた病変が描出しやすくなります。

日本人女性の乳がん罹患率は30代後半から急増し、がんの中で最も多くなっています。しかし、早期に発見すれば治るがんが多いため、定期的な乳がん検診が大切です。

当院は2008年より、NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構によって、検診精度管理の線量・画像基準を満たすマンモグラフィ検診施設として認定されております。また、同委員会によって認定された健診マンモグラフィ撮影診療放射線技師が検査に携わり、撮影は女性技師が担当しております。マンモグラフィは患者様の協力があって、はじめて良い画像が得られます。
不安なことや疑問点等ありましたらお声がけいただき、リラックスして検査をお受けください。

バイオプシー検査

バイオプシー検査とは、マンモグラフィを撮影しながら、がんが疑われる部位に針を刺して組織を吸引採取し、がん組織の有無を調べる検査です。局所麻酔により、検査中の痛みはほとんどありません。当院で実施しているトモシンセシスバイオプシーでは、3D撮影で標的部位を決定するため、病変が採取しやすくなっております。

使用機器

 マンモグラフィ装置
  富士フイルムメディカル社製 AMULET Innovality

 吸引式組織生検システム
  メディコン社製 Encor ENSPIRE

所要時間

撮影枚数によって異なりますが、検査所要時間は15分程度です。

検査の流れ

1.受付

放射線科窓口16番にて受付をお願いします。
ご本人確認のため、診察券または受付表をお出しください。

2. 着替え・準備

更衣室にて上半身脱衣、検査着に着替えていただきます。

3.撮影

検査室に入室し撮影を行います。

4.終了

撮影終了後は各診療科の案内にしたがってください。

検査当日の持ち物

 ・診察券または受付票
 ・検査案内用紙または検査予約用紙

撮影方法

乳房を薄く均等に伸ばして広げ、圧迫板で押さえます。乳房を薄く伸ばすことで、病気を見つけやすくなり被ばく量も減少します。乳房全体をもれなく撮影するために、通常2方向で撮影を行います。

        MLO (内外斜方向)
     左右方向で少し斜めに挟んで撮影
        CC (頭尾方向)
       上下方向で挟んで撮影

検査前の注意点

*妊娠中及び妊娠の可能性のある方は、検査前にお申し出ください。
*豊胸術後の方は内容物破損の可能性がありますので、検査前にお申し出ください。
*撮影時に乳房を圧迫します。乳房を薄く伸ばすことで、病気を見つけやすくなり被ばく量も減少します。しかし、痛みには個人差がありますので、我慢せずに担当技師にお伝えください。
*デオドランドスプレー、オイル、クリーム等が撮影部位にあると病変のように写ることがありますので使用しないでください。