当院は一般病棟252床、精神病棟50床(現在休床中)を有しております。この地域の中核病院として、プライマリケア、救急医療は勿論、内科、外科など20診療科を奉し、心臓内科、血液内科、リウマチ科、腎臓内科、糖尿病内科、消化器外科、脳外科、整形外科、泌尿器、麻酔科、精神科、眼科、皮膚科などの専門医が常勤しています。虚血性心疾患に対する冠動脈ステント留置術、血液悪性腫瘍の化学療法、関節リウマチに対する生物学的製剤、上部・下部消化管内視鏡検査、消化器ガン手術、人工関節置換術、白内障手術など多くの専門的治療も行っていますので、それら手技・治療の研修も可能です。
平成28年8月から新中央病棟に移行し、地域包括ケア病棟を新たに設置しました。同時にリハビリテーションの拡充を図っております。当院には、上記専門医が在籍していますが、消化器・肝臓内科が非常勤医師のみです。消化管内視鏡検査は消化器外科医が施行しています。消化器・肝臓内科専門医の先生方には存分に活躍いただけるものと思います。専門の分野の資格をお持ちで、さらに広い分野の患者さんを診療したいと希望される方、これから専門分野を学びたい方、総合的な内科診療を希望される方には満足されることと思います。また当院では、健診にも力を入れておりますので健診を担当していただける先生、リハビリテーション医、緩和ケア医、耳鼻咽喉科・婦人科の先生も活躍できますので歓迎いたします。
年間入院患者数は約4600人、7割以上が65歳以上の高齢者ですが、入院理由の多くは肺炎や尿路結石症などの急性期疾患(図1)です。平成27年度の外来患者数はのべ164,372人で、1日平均611人です。時間外救急患者は1日数名(8月平均7~8名、平日時間外)、(同16名、休日日・当直)です。当院は1、2次救急病院のため重症患者や特殊疾患については車で30分の埼玉医科大学病院などに依頼しています。内科に関しては、院長回診が半数ずつ月に2回行われています。勤務時間は平日の8時半から17時15分までとなっています。当直は月に3~4回となっています。
平日業務 | 外来診療半日(週2回程度) | それ以外の時間は病棟診療・検査 |
時間外業務 | 当直(月3~4回) | 遅番(〜19時)、月1~2回 |
1日患者数 | 外来(平均) | 内科158名、整形外科92名、外科77名、精神科67名、眼科58名、泌尿器科55名、脳神経外科52名、皮膚科23名、耳鼻科20名、婦人科18名、放射線科4名 |
1日患者数 | 入院(平均) | 内科97名、精神科48名、整形外科41名、外科41名、脳神経外科16名、泌尿器科13名、眼科5名 |
1 | 老人性白内障 |
2 | 腎結石及び尿管結石 |
3 | 心不全 |
4 | 脳梗塞 |
5 | 肺炎 |
有休休暇年21日、子の看護休年5日間(児が小学入学前まで、看病などのために考慮されています)、学会出張は年2回まで補助あり(発表者は3回目以降も補助あり)。
6:30 起床
8:30 出勤・病棟診療
入院患者の多くは高齢者です。
12:15 昼食
当直時には病院食をご用意します。季節の食材を利用した食事に評判は上々です
13:00 外来診療
1日外来数20名
16:30 病棟診療 ・ 各種委員会
19:00 退勤
通常勤務は16:45で終了ですが、超過勤務には時間外手当が
支給されます。
定時で退勤される先生も多くいます。
20:00 夕食 自由時間
23:30 就寝
主な令和3年度にて主な手術は
骨折観血的手術
人工骨頭挿入術
水晶体再建術(眼内レンズ挿入)
乳腺悪性腫瘍手術
経皮的冠動脈ステント留置術
ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)
腹腔鏡下胆嚢摘出術
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術) などになります。
くわしくはこちら
医師の事務作業業務をお手伝いさせていただき、
医師がなるべく診療のみに専念できるように当院では医師事務作業補助者の導入しております。
現在11名のスタッフが診断書、主治医意見書診断書など文書関連業務や、外来での作業を補佐しております。
地域連携室では、近隣の医療機関や介護施設の訪問活動を通して、紹介・逆紹介率の向上と連携強化に努めています。
また、比企・大里圏域の医療機関との病診・病病連携を目的とした「けやき医療連携懇話会」を開催しております。症例報告、特別講演及び情報交換会を行っており、院外・院内合わせて毎回120名から130名もの方々にご参加いただいております。
入退院支援においては、ソーシャルワーカーとの協働をはじめ、院内連携と地域多職種との連携を図りながら、地域住民へのやさしい医療および地域医療を担う中核病院としての役割を果たせるよう頑張っています。