小川町は埼玉県の中央にある比企地方にあり北西に位置します。秩父連山を間近に自然に恵まれたとても住みやすい街です。都心から急行電車で約1時間13分、特急電車では約1時間5分とアクセスも良く、自然を求めて移住される方も増えています。また、観光地としては「武蔵の小京都」と呼ばれ、この地を訪れる方も多く、その昔は絹織物や和紙が頻繁に取引され、江戸から川越を抜けて秩父に向かう往還路となり、別名では絹織物の運搬される経路を「日本のシルクロード」とも呼ばれていました。その名残りの建物はしばしばテレビで紹介され、小さい街に造り酒屋が3軒もあり「山の街・酒の街・紙の街」として有名です。和紙では平成25年に「細川紙」が見事、ユネスコ無形文化遺産に登録され喜びもひとしお、多くの観光客が訪れています。歴史ある町並みは、季節ごとに景観も変わりますので、少し時間が空いたときは『地元のぶらり旅』が日頃の疲れを癒してくれることでしょう。
小川町の気候は、日本最高気温を測定したことがあり埼玉県では最も暑い街『熊谷』に隣接した地域ですので、正直なところ夏はとても暑いです。
冬は秩父連山に囲まれた小川盆地のため積雪が少なく比較的降雨や雷雨が少ないことが特徴ですが、都心からは2度ほど気温が低く感じられます。池袋から電車に乗り小川町駅に降り立ったときは“ぶるっ”と、身震いしてしまいますが、空気が澄み星空を見上げると、自然に恵まれた町なんだな…と、寒さを忘れてしまいます。
飲食店は駅前通り、国道254号線、国道254号線バイパス沿いに多く、町内の飲食店数は60店舗を超えます。
なかにはナビを利用してもなかなかたどり着けないお店ながら美味しいと評判のお店もあります。
和洋中の各ジャンルのお店やファミレスはもちろん、割烹、地元の食材を使用するお店、中華つけ麺、お寿司屋、もつ煮がおいしいお店、お好み焼き屋、インド料理、台湾料理、フランス料理、蕎麦屋などたくさんのジャンルのお店があります。昔からあるお店から新しいお店まで様々な飲食店の味を小川町にて味わうことができます。
すべてをご紹介することは難しいので職員おすすめのお店と町内で惣菜を購入できるお店などをご紹介します。ご紹介しきれないおすすめのお店もございますので、是非小川町観光協会のホームページもご覧ください。
割烹旅館「二葉」
山岡鉄舟が筆を取るための宿とし頻繁に訪れたとされています。その時に食した“忠七めし”は鉄舟が好んで食したことから「二葉」の代表的な食事とされ、観光バスの立ち寄りコースとされるほど人気があります。内容は…ただのお茶漬け?と、思われるかもしれませんが秘伝のおだしで味わう米飯は、素朴ながら味わい深い一品です。(日本五大名飯の一つ)
女郎うなぎ「福助」
幕末創業の小川町の老舗うなぎ専門店です。
普段の食事として利用するには敷居が高いですが、休日出勤のご褒美としてうな重を堪能したことがあります。
「太田ホルモン」
埼玉県の川越~東松山地方では、辛味噌だれで食べる焼き鳥が有名です。また、鶏肉ではなく豚肉を使用した焼き鳥「かしら」が人気です。特に駅前にある「太田ホルモン」では、一杯飲みに入るお客さんのほかに、店頭で焼いている「かしら」を夕飯に買い求めるお客さんの姿を見かけます。店内の座席数は少ないのですぐに満員になってしまいますが、いつも賑やかに笑い声が聞こえる一度は訪れたいお店です。
地ビールの店「麦雑穀工房マイクロブルワリー」
女性におすすめのお店で“雑穀Weizen“は、酵母たっぷりのフルーツテイスト、“おがわPorter“は豊かなコクと香りが楽しめます。そのほか、季節に応じて限定ビールも作られ楽しみのひとつですが、手作り感満載で、数量も少ないためあっという間に売り切れてしまうのが悲しいです。手に入れようとワクワクして出来上がりを待つのも楽しみです。
「玉井屋」
晴雲酒造が営業する食事処で、小川町のとれたて野菜とお酒つくりに使用する仕込み水を利用した食事とお酒を楽しむことができます。
「武州めん」
手打ちうどん、手打ちそばのお店。生めんは近隣スーパーでも取り扱っています。
本店ではそばやうどんに天ぷらのセットをよくいただいています。
農協直売所点ではきのこ肉汁うどんに天ぷらを追加していただいています。
「藤や精肉店」
お惣菜では“小川町コロッケ”が、お勧めです。昔ながらのカレー味、じゃがいもホクホク、お肉たっぷりなお味は病みつきになります。おかずでなくても地元の学生はおやつとして買い求めていきます。
「アーチャンの店」
同じ精肉店でも鳥のから揚げが美味です。外はカリカリ、中はジューシー。秘伝のたれに付け込んでカラッと揚げてあり、食べた個数も忘れてしまいうくらい止まらなくなります。肥満には気をつけなくてはいけませんね。
お野菜を買うなら「道の駅おがわまち 野菜コーナー」「直売所(JA埼玉中央小川農産物直売所)」
国道245号沿いにあり地元の農家から早朝に出荷され新鮮な野菜が並びます。お値段もリーズナブルなため東京ナンバーの車も多く、遠方から買い求めるお客さんも多いです。
「のらぼう菜」
小川町の代表的なお野菜は“のらぼう菜”。見た目や味はかき菜によく似ています。戦時中に丹精込め育てた野菜を軍人さんに全て提供してしまい食べるものがなくなったとき、畑の隅に雑草のように生えていたのが“のらぼう菜”。食べてみるととても美味でした。軍人さんから「あの菜は食べられないのか?」と聞かれたとき、「あれは野良にぼーっと生えているただの草ですよ」と言ったことが名前の由来だそうです。
「小川町総合福祉センター(パトリア小川)」
温水プールやお風呂を有する福祉施設。
土日祝日も利用できます。
「ふれあいプラザおがわ」
住民の健康をサポートするフィットネス施設があります。
「図書館」
平成13年に開館したまだあたらしい図書館です。
蔵書数25万本。
畳コーナーでは机の下に堀があり、足を伸ばしてゆっくり読書できるスペースがあります。
町内や近隣市町村への移動は、自家用車を利用する家庭がほとんどです。町内には公共の乗り物としてバスが運行していますが通勤・通学のピーク時でも1時間に2本、それ以外は1時間に1本の運行状況です。自宅から駅への手段は10~15分の道のりでは徒歩や送迎で行かれる方が多く、それ以外はタクシーも利用しています。 小川町から都心や他県に出かけるには、電車の利用が便利です。小川町駅には2本の路線が乗り入れています。私鉄の「東武東上線」池袋~小川町間を急行電車では約1時間13分、快速電車では約1時間5分で、東京と小川町間を往来できます。池袋行電車では小川町が始発となりますので座っていけるのも嬉しいです。もう一路線「八高線」というJRが乗り入れています。東京八王子~群馬高崎を結ぶ路線です。「八高線」はローカル電車として名高く、撮り鉄や乗り鉄などの鉄道マニアに人気の路線です。1時間に1本の運行は少し不便かも知れませんが、通勤、通学、そして観光の足としては大切な路線です。
小川町には「ヤオコー」が2店舗、「しまむら」が1店舗あります。全国展開している「ヤオコー」と「しまむら」は小川町が発祥の地となります。それぞれの創業者は小川町に店舗を構え成長していきました。
「ヤオコー」小川ショッピングセンター(駅前店)
2015年12月リニューアルオープンしました。
2階建て店舗で、1階はヤオコーの販売フロアー、2階は100円ショップや美容室、衣料品を販売するフロアーになります。
「ヤオコー」みどりが丘店
小川町の小高い丘に立ち並ぶ住宅地にあります。
駐車場が広くファミレスと文具・書籍・ビデオ販売の“TUTAYA”が隣接し、とても便利な買い物場所です。ヤオコーの店舗内には100円ショップもあり、ちょっとした小物は何でも揃います。
「ファッションセンターしまむら」
普段着からおしゃれ着までお手頃価格で手に入ります。
病院の近くに店舗があり、下着・靴下・サンダルから布団シーツまで購入できるので便利だと思います。
「ドラックストア」
薬品だけでなく日用雑貨から化粧品まで揃う日用雑貨のお店としてチェーン店から地元の薬局まで多くあります。特売日やポイント還元日の夕方は、どのお店も混雑している様子を見かけます。
私立の幼稚園・保育園は3施設、公立の保育園は3施設あり0歳児から就学まで対応可能です。また小学校は6か所あり、学校外保育(学童保育)所も隣接していますので共働きのご家庭では心強いサポート体制かと思います。中学校は3か所。
小川町の賃貸家賃は概ね5~6万円前後、マンションでも7万円弱が相場となっております。
近隣の熊谷市、東松山市ですと多少金額が上がり、川越など東京に近づくに比例して家賃額が上がります。
病院から徒歩5分圏内にも賃貸物件があります。
住居手当として最大28,500円が支給されます。