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新しいデジタルマンモグラフィを導入しました

富士フィルムメディカル社製:AMULET Innovality

このたび最新の機能を搭載したデジタルマンモグラフィ「富士フィルムメディカル社製:AMULET Innovality」を導入しました。

AMULET Innovality

新装置の特徴は3Dマンモグラフィ(トモシンセシス機能)です。通常の、マンモグラフィで得られる画像は厚さを持った2D画像であり、乳房の中身(乳腺、脂肪、病変など)がすべて重なり合って乳がんが隠れてしまう可能性があります。

3Dマンモグラフィは通常のマンモグラフィと同様に乳房を圧迫した状態で撮影します。トモシンセシス機能を用いて撮影する分、撮影時間は少し長くなりますが、1回の圧迫時間は20秒ほどです。X線管球の角度を変化させてX線を曝射しデータ収集することで、1mmごとの乳房断面像を得ることができます。この機能によって、今まで重なりあってわからなかったものが描出できたり、重なって病変に見えていたものが正常であるとわかるようになります。

2Dマンモグラフィ / 3Dマンモグラフィ

X線受像面にフラットパネルを使用しているためX線利用効率が向上し、通常のマンモグラフィに加えて3Dマンモグラフィを撮影しても当院従来撮影と同程度の被ばく線量で撮影が可能です。

マンモグラフィは少なからず痛みを伴う検査ですが、圧迫時の痛みを軽減する工夫をした圧迫板を装備しており、感じる痛みは穏やかになっております。また、マンモグラフィガイド下でのバイオプシー検査を開始しております。良悪性の判断がむずかしい石灰化病変や、超音波検査では確認できない腫瘤に対して行うもので、マンモグラフィを撮影しながら病変部にやや太めの針を刺し、吸引しながら組織を採取後に直接顕微鏡で組織を観察して、がん細胞の有無などを確認します。

乳がんは早期発見すれば治癒率が高いがんです。撮影は女性技師が担当しております。安心して検査をお受けください。

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