CT検査とはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略称で、コンピュータを使い輪切りの画像を撮影します。CT装置のドーナツ状の装置の内部には、X線を発生する管球と、X線を測定する検出器が向かい合うように位置しています。そのCT装置の輪の中を寝台が通る間に、身体の360度すべてのデータを収集し、輪切りの画像を作成します。
CT装置
フィリップス社製Ingenuity Elite 128
インジェクター装置
根本杏林堂社製デュアルショットGX7
ワークステーション
フィリップス社製ISP
キャノンメディカルシステムズ社製AZE Virtual Place
風神 FORMULA
富士フイルムメディカル社製SYNAPSE VINCENT
造影検査の場合は、腕の血管から造影剤を注入します。造影剤を使うと小さな病変や正常な部分と見分けづらい病変が明瞭に映し出され、診断がしやすくなります。造影剤を使うと副作用がおきる場合があります。検査中または検査後に、吐き気、発疹、熱感、かゆみ、嘔吐などが4~5%(造影剤添付文書より)で認められています。造影剤は検査2時間後に60%、24時間後には全量が尿中に排泄されます。造影CT検査の後は水分を多くとるようにしてください。
検査区分・部位 | 食事制限 | 水分制限 | 処方薬制限 | 畜尿 | |
単純 | 腹部を含む | 4時間前から禁食 | 水飲み可 | なし | 泌尿器系のみ |
腹部以外 | なし | なし | なし | なし | |
造影 | 心臓以外の全て | 4時間前から禁食 | 水飲み可 (飲む量に制限は ありません) |
ビグアノイド系糖尿病薬は 検査前2日・当日・後2日 の計5日間、服用しないでください |
泌尿器系のみ |
心臓 | 4時間前から禁食 | 水飲み可 カフェイン(お茶やコーヒー)は禁 |
ビグアノイド系糖尿病薬は 検査前2日・当日・後2日 の計5日間、服用しないでください カフェインを含む薬(解熱薬等)は禁 |
なし |
・単純検査:5~10分
・造影検査:10~15分
・心臓CT検査:約20分
※撮影部位や患者様により撮影時間は前後します
CT室17番に検査案内用紙と問診票・同意書(造影検査の場合)をお出しください。
撮影する部位に金属がある場合は外していただきます。
検査の台に寝ていただき、寝台が装置を通り抜け撮影をします。造影検査の場合、途中で血管に注射をして造影剤を入れながら撮影をします。
撮影終了後は各診療科の案内にしたがってください。
※救急の患者さんや検査の方法などにより順番が前後することがありますのでご了承ください。
・検査案内用紙または検査予約用紙
*造影検査の方は下記の書類もお持ちください
・造影剤同意書
・造影剤問診票
・ペースメーカー・ICD(植込み型除細動器)が入っている方はお知らせください。
・インスリンポンプ・持続グルコース測定器を付けている方はお知らせください。
・妊娠している、または妊娠している可能性がある場合はお知らせください。