普段何気なく私たちがしている呼吸ですが、「呼吸器」に障害が起こると、息苦しいだけでなく、活動性の低下や食欲の低下、精神的疲労が起こります。そのため、COPDを代表とする慢性呼吸器疾患は、呼吸器でありながら全身性の疾患でもあり、早期からさまざまな面での支援が必要になってきます。私は現在主に病棟で活動していますが、退院してからどのように生活を送っているか、また不安な点や支援が必要な点はないか、週に一度外来で療養支援を行っています。また、在宅酸素療法(HOT)など特にケアが必要な方には、退院後訪問指導を行い、住み慣れた場所で不安なく在宅療養生活が送れるよう援助させて頂いております。
※写真:慢性呼吸器疾患看護認定看護師:太田 了介さん